駅南区画整理区西方の東羽合境に水がこんこんと湧き出る池のある公園があります。名前を清水公園と言います。
元々水道がない時代に南斜面から清水が湧き出ており、近くの住民はこの水を飲料水や農業用水として大切に利用してきました。
戦前は木桶に水が溜められていたのですが、戦後斜面の上に新しい道路がついたときにコンクリート製の に変わりました。
住民の生活と共にあったこの水は清水(しみっさん)と呼ばれ昔から親しまれて来たものですが、駅南土地区画整理事業によって道路に埋まってしまうことになるため、地元有志が清水(しみっさん)を守る会を作り、近くの公園予定地内にこの水を残してほしいとの要望をしました。市はこれを受け現在のように公園内に池を作り清水を流れ込むよう施工しました。
この水は昔からどんな日照りが続いても涸れることは無く、地元の人々は名水のひとつと言っています。